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特定技能が介護現場を救う?2025年労働者数推移データと失敗しない登録支援機関の選び方10選

介護施設で笑顔を見せる特定技能外国人と日本人スタッフ、そして高齢者のイラスト。背景には2025年の労働者数推移を示す右肩上がりのグラフがあり、ビジネスライクなテイストで描かれたアイキャッチ画像。
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医療・福祉分野外国人労働者数推移(2021~2025年)

※2025年は前年比+25.6%の大幅増加(厚生労働省2026年1月30日公表)

こんにちは、佐藤真一です。

2026年1月30日に厚生労働省が公表した最新データによると、2025年10月末時点の医療・福祉分野における外国人労働者数は14万6,105人(前年比+25.6%、+29,728人)と過去最多を更新しました。この急増は、特定技能制度が介護現場に深く根付いていることを示しています。

一方で、2040年に予測される介護人材不足約57万人(厚生労働省推計)に対し、現状はまだ約4分の1。深刻な人手不足は続いていますが、私は15年以上この分野を支援してきた経験から、「今が受け入れを加速させる絶好の機会」と確信しています。

成功している施設の共通点はただ一つ──信頼できる登録支援機関をパートナーに選んでいることです。彼らは書類代行にとどまらず、生活全般からメンタルケアまで徹底的にサポートし、長期定着を実現しています。

本記事では最新データを徹底解説し、現場のリアルな成功・失敗事例、登録支援機関の選び方まで詳しくお伝えします。介護施設の経営者・人事担当者の皆様に、少しでもお役立ていただければ幸いです。

1. 2026年最新データ詳細──特定技能が牽引する急増の内訳

佐藤真一

特定技能が55,733人と全体の38%を占めている点に注目してください。技能実習からの移行も増えており、即戦力としての価値が明確に証明されています。介護施設の皆様、今が本格的に受け入れるタイミングです。

在留資格別人数比較(2025年10月末)

特定技能
55,733人
永住者等
31,471人
技能実習
21,138人
特定活動(EPA)
14,057人
在留資格「介護」
9,820人
在留資格 人数 前年比増加率 備考
特定技能 55,733人 +38.2% 医療・福祉分野の約38%を占める主力
技能実習 21,138人 +8.1% 減少傾向
永住者・定住者等 31,471人 +15.3% 安定層
特定活動(EPAなど) 14,057人 +12.7% フィリピン・インドネシア中心
在留資格「介護」 9,820人 +18.5% 介護福祉士資格保有者

国籍別割合(医療・福祉分野推定)

ベトナム 40%
フィリピン 21%
インドネシア 13%
ミャンマー 8%
その他 18%

出入国在留管理庁によると、2026年1月29日時点の登録支援機関数は11,112件(過去最多)。質の高い機関が増えていることも、採用・定着を後押ししています。

2. 成功事例8選──優良登録支援機関がもたらした具体的な成果

適切な支援があれば、特定技能外国人は驚くべきスピードで戦力化します。ここでは、私が実際に目にしてきた現場の成功事例を紹介します。

① 3ヶ月で夜勤デビュー(特別養護老人ホームA)

支援機関による「介護日本語」の事前集中講座と、施設側のOJTが連携。入職3ヶ月で日本人職員と同様の夜勤業務をこなせるようになり、現場の負担が激減しました。

② 離職率0%を3年継続(介護老人保健施設B)

定期的なメンタルヘルスチェックと母国語相談窓口を支援機関が完備。ホームシックや人間関係の悩みを早期解決し、採用した5名全員が3年以上勤務しています。

③ 利用者満足度の向上(グループホームC)

明るく献身的なフィリピン人材の姿勢が利用者に好評。「笑顔が増えた」との家族からの感謝が届き、施設全体の雰囲気が改善しました。

④ 介護福祉士合格者の輩出(有料老人ホームD)

支援機関が提供する試験対策講座を活用し、特定技能から3年で介護福祉士に合格。リーダー職として活躍する人材が育っています。

  • ⑤ 記録業務のICT化促進:若手外国人材がタブレット入力に強く、施設のDX化を牽引。
  • ⑥ 地域交流の活性化:地域の祭りに参加し、施設と地域の架け橋として活躍。
  • ⑦ 日本人職員の意識改革:「教える」プロセスを通じて、日本人職員の基本スキルの再確認につながった。
  • ⑧ シフトの安定化:残業前提だったシフトが解消され、日本人職員の有給取得率も向上。

3. 失敗事例3選──「安さ優先」が招いた悲劇と教訓

残念ながら、すべての受け入れが成功するわけではありません。失敗の多くは「支援コストの削減」を優先しすぎた場合に起きています。

事例1:放置された「住環境」トラブル

委託費の安い支援機関を選んだ結果、寮の準備が杜撰で、Wi-Fi環境もなく冬場に暖房器具もない部屋を手配された。外国人が体調を崩し、支援機関に連絡しても「対応は来週」と言われ、入社1ヶ月で失踪してしまった。

教訓:生活基盤の整備はケチってはいけない。初期対応の遅れは致命的。

事例2:通訳不在の現場混乱

「日本語能力N4だから大丈夫」と過信し、母国語対応ができるスタッフがいない支援機関と契約。現場で細かなニュアンスが伝わらず、利用者の服薬ミスが発生。重大事故一歩手前となり、現場リーダーが疲弊して退職してしまった。

教訓:N4は「日常会話レベル」。専門用語や緊急時の対応には母国語サポートが必須。

事例3:法令違反による認定取り消し

支援機関が定期面談の報告書を虚偽作成していたことが発覚。連座して施設側も特定技能の受け入れ停止処分を受けた。

教訓:支援機関のコンプライアンス体制は、施設自身の存続に関わる。

4. 2026年現在、登録支援機関を選ぶ10の絶対基準

1万社以上ある支援機関の中から「本物」を見極めるためのチェックリストです。契約前に必ず確認してください。

  1. 対象国籍の「常勤」通訳スタッフがいるか(アルバイト任せではないか)
  2. 24時間の緊急対応窓口が機能しているか(休日・夜間の対応実績)
  3. 支援担当者1人あたりの担当人数は適正か(30〜50名程度が限界目安)
  4. 定期面談(3ヶ月に1回)を対面で行っているか(Zoom等のオンラインのみはNG)
  5. 初期費用の内訳が明確か(不透明な紹介料が含まれていないか)
  6. 過去の失踪者数・離職率を開示できるか
  7. 介護分野での支援実績が豊富か(他業種メインではないか)
  8. 入国前の日本語教育体制を持っているか
  9. 住居確保のサポートが手厚いか(保証人代行など)
  10. 行政処分歴がないか(出入国在留管理庁のHPで確認)

5. 特定技能制度基礎解説と2026年最新改正点

特定技能制度は年々進化しています。2019年の創設から7年が経過し、制度はより安定的で使いやすいものになりました。

特定技能1号と2号の違い(2026年版)

項目 特定技能1号 特定技能2号
在留期間 通算5年まで 更新制限なし(事実上の永住可能)
家族帯同 原則不可 配偶者・子の帯同が可能
技能水準 相当程度の知識・経験 熟練した技能(介護福祉士レベル)

特に重要なのは、2024年の閣議決定以降、介護分野でも特定技能2号への移行ルートが明確化されたことです。従来は「介護福祉士を取得して在留資格『介護』へ変更」というルートが主でしたが、より柔軟なキャリアパスが形成されつつあり、外国人材にとっても日本で長く働くモチベーションになっています。

6. 今後の展望──特定技能2号拡大と新制度の影響

政府は「育成就労制度」への移行を進めており、今後数年で「人材育成」と「人材確保」の両立がさらに強化されます。これからの介護現場は、「外国人を一時的な労働力としてではなく、将来の幹部候補として育てる」施設が生き残る時代です。

2026年は、まさにその転換点です。今、質の高い支援体制を構築できた施設は、10年後も安定した経営を続けられるでしょう。

Q&A(よくある質問8選)

Q1. 日本語はどの程度通じますか?

A. 特定技能試験合格者は最低限の日常会話(N4レベル)が可能ですが、専門用語は教育が必要です。入職後3ヶ月のOJTが鍵となります。

Q2. 採用から入社までの期間は?

A. 国内在住者なら2〜3ヶ月、海外からの呼び寄せなら4〜6ヶ月が目安です。

Q3. 費用はどれくらいかかりますか?

A. 紹介料含め初期費用で30〜60万円、毎月の支援委託費が1人あたり2〜3万円程度が相場です。

Q4. すぐに辞めてしまいませんか?

A. 転職の自由があるためリスクはありますが、適切な支援と公平な待遇があれば、日本人よりも定着率は高い傾向にあります。

Q5. 夜勤はいつからできますか?

A. 個人差がありますが、平均して入職後3〜6ヶ月頃から開始するケースが多いです。

Q6. 訪問介護はできますか?

A. 従来は不可でしたが、近年の規制緩和により、一定の要件を満たせば従事可能になっています。最新の要件を確認してください。

Q7. 登録支援機関は変更できますか?

A. 可能です。支援内容に不満がある場合、セカンドオピニオンを含めて検討することをお勧めします。

Q8. 自社支援(支援の内製化)は可能ですか?

A. 可能ですが、専門の担当者を配置する必要があり、数名程度の受け入れ規模では逆にコスト高になる場合が多いです。

佐藤真一
特定技能制度専門家 / 登録支援機関比較.com 運営

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